日々の暮らしを楽しむ　「暮らしのスタイリスト　西川明美」　です。



昭和のたまのれん、大復活！！！






おうちの中の主要な場所ほとんどの整理のお手伝いをさせていただいたお宅。

今はインテリアが気になる段階に進みました。

いろんなところの塗装を補修したり

古くなった家具を買い替えたり

壊れているものを直したりしています。


この家の２階を増築した時に求めたとおっしゃるたまのれん。

もう30年もたっているので、糸が弱り、玉がはずれてしまっています。

はたきをかけるたびに玉が落ちてしまうので、お手入れもできない状態でした。


奥様、実はこのたまのれんが気になっていらして、

ずいぶん前の段階でも、直せるものなら直したい、とおっしゃっていました。


そしてやはり最近、整理がだいぶ進んで家のあちこちがスッキリしてくると

この壊れたたまのれんを何とかしたくて、なおせる人を探してほしいとお願いされました。



最初はこんな状態でした




私もこういう手仕事、嫌いではないですけど

お客様のモノをちゃんと直せるか自信もなかったので

フェイスブックでなおしてくださる方を呼びかけたところ

遠方からはお申し出や、いよいよ困ったら相談して、

という嬉しい言葉をいただきました。


地元の手芸店にも相談してみましたが

直せる人を探すことはできず

結局

私が手掛けて見ること・・・・・。


右右脳の私はいきなりはずして感覚的にやってしまいそうですが

ここはグッとおさえて

元のデザインの図面を起こしから。



ばらしてしまってから、元に戻せなくなったら困りますからね。

右右脳の私でもそれは考えましたよ。


図面に起こしておけば、安心してばらせますから。

ばらしたら、玉を洗います。

　


そしたら次は作業しやすいように種類別に分けます。

　


いよいよ糸に通してつなぎ始めます。


図面を起こしたとはいっても、ビーズの数が図面通り最後まであるかどうかがわかりません。

そこで、真ん中からはじめ、外側に向かって段々に作っていったのですが

いちばん外側に来ると少し足りなそうになってきました。

おっと、このまま図面通りにはいかなそうです。


そこでデザインを少し変えてしのぎました。


図面の通りに作ればよいモノでもなく

試行錯誤をしながらの製作となり

結果的に、他の方に頼むより、

私自身が作っちゃうのがいちばんよかったかな、と思いました。










完成！！





自分でもこの復活に大感激！何より自分自身が楽しんじゃいましたわ。


昭和のたまのれん、大復活！！！



さっそくお客様宅へお届けしたら、奥様泣きそうに感激してくださいました。

　


この喜びに、私もまたまた感激です。













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